風の標し第2部 その10

風の標し第2部 その10
令は ミルク壺を 指で取り上げると つっ……っと落とす  ミルクは 美しく透き通る 紅茶の紅に 吸い込まれてひろがっていく  沈む様が まるで令の 今の気持ちを表しているようだった  かち……り  カップにスプーンがあたる  慎が 楽しそうにアラバギとラキに 話しかけているのを 虚ろげに聞いた  ガー……  自動ドアが開き 中年の夫婦が入って来る  2人共 仕立ての良いコートを着ている  令達は 彼等が隣に座るのを 潮時に 席をたった
古都綾音
古都綾音
ライトノベル等書いてます よろしくお願いいたします 主に巫女ものがすきです 和風ファンタジー どうぞいらっしゃいませ ド天然おばさんでーす 一緒に書こうよ 幸せを💞がモットーでーす\(^o^)/ 元 蛍里 時雨です 風の標しは16年も前の小説を書き足してます なのでね出てくる携帯が ガラケーだったり 自動改札が普及し始めたりも❣️ノスタルジックな冒険をお楽しみください