未来への片道切符

「もしさ、そこへ行く事は出来るけど、もう二度と今住んでる所へは戻って来れないとしたらどこ行きたい? もしくは今のままでいい?」  隣りの席の客がそんな会話をしているのを聞いて優斗はバカな話をしてると思った。  恋人の愛美が話したい事があるからと呼び出された喫茶店。程なくして愛美がやってきた。 「ごめん、遅れちゃって」 「ん、大丈夫だよ」  愛美は苦笑いしながら席に着きウェイトレスにアイスティーを注文した。 「で、話って?」 「うん、この前入院したの覚えてるよね」 「ああ、検査入院してた時の話だろ? 結果はどうだったんだ?」 「うん……」
よしだひろ
よしだひろ
まだ使い方もよく分かってません 童話を中心に色々書いてます 良かった点や悪かった点を率直に教えていただければと思います よろしくお願いします