お前は殺せない
激戦のなか、崩れた建物の隙間に二人の戦士がいた。そのうち一人の戦士のナオトは、深い傷を負って体力もほとんど残っていない。やがて、仲間のアキラにこんな事を言い出した。
「痛い…もう俺はダメだ。どうせ死ぬなら、お前に殺されて死にたい。頼む、俺を殺してくれ…!」
「は⁉︎ なに言ってんだよ!俺はお前を殺せねぇよ!」
だが、アキラはすぐに否定した。
「はは…おまえは優しいよな。でももう、俺も限界なんだ。痛くて痛くて、たまらないんだよ」
致命傷を負っているはずのナオトだが、どういう訳かいつまでも意識がはっきりしているせいで、苦しんでいる。アキラは、ただそれを見守ることしかできなかった。
「ナオト…」
「だから頼む、お前が俺を殺すんだ。あぁ痛い! 早く、早く殺してくれ‼︎ 早く‼︎」
ナオトの苦しむ姿に、アキラは泣きながら叫んだ。
「無理だよ! 俺にはそんな事できない!」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/6/17 8:31
海月
しばらく投稿少なくなるかもです
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「きゃらめる・らて」フレンドコード:549149525832708097
※サムネやアイコンのイラストは、ChatGPTやピクルー、フリー画像などを主に使用しています。