死にたがりの君と

死にたがりの君と
「空を飛んでた…」 「それとあなた誰なんですか?」 「先に名前を言ってくれないと名乗らないよ」 「僕は如月春」 「私は桃木やよい、吸血鬼だよ」 「死にたがりの少年の自殺を止めに来た」 「本当に吸血鬼なんですか?」 「うん」 僕は割と冷静な方だと思う。でも、この夜は驚きを隠せなかった。綺麗な桃色の長髪に、漆黒のパーカーを着たその少女は僕を助けた吸血鬼だった。
藤咲藍
藤咲藍
現役LJK、プリ小説でも作品投稿してます! プリ小説では連載中の作品の内容を少し変更しています 読んで頂けると嬉しいです!