森の音

森の音
木々が泣いている。 目の前にあるのは薄暗く、不気味にたたずむ巨大な森。 密集した巨大な木々の間をすり抜けてくる風が、木々の泣き声に聞こえてくる。 その音は聞き続ければ、動物の鳴き声、日々踏みつけられる大地の悲鳴、不気味な森に捉えられてしまった何者かの恐怖の悲鳴、、何にでも聞こえてしまって仕方がなかった。 なんとも形容し難い森の不気味なオーラは、風と共に私の顔へと運ばれた。 決して力強くはないが、ぬるくゆっくりと私の頬を掠めた風は、殺気などとはまた違った恐ろしさを秘めていた。 不自然なほどの沈黙。 これが森を不気味に見せる要因の一つなのかもしれない。 そう考えるや否やその沈黙が大きな不自然に破られる。 "どん"
黒鼠シラ
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