森の音
木々が泣いている。
目の前にあるのは薄暗く、不気味にたたずむ巨大な森。
密集した巨大な木々の間をすり抜けてくる風が、木々の泣き声に聞こえてくる。
その音は聞き続ければ、動物の鳴き声、日々踏みつけられる大地の悲鳴、不気味な森に捉えられてしまった何者かの恐怖の悲鳴、、何にでも聞こえてしまって仕方がなかった。
なんとも形容し難い森の不気味なオーラは、風と共に私の顔へと運ばれた。
決して力強くはないが、ぬるくゆっくりと私の頬を掠めた風は、殺気などとはまた違った恐ろしさを秘めていた。
不自然なほどの沈黙。
これが森を不気味に見せる要因の一つなのかもしれない。
そう考えるや否やその沈黙が大きな不自然に破られる。
"どん"
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2024/12/25 16:43
黒鼠シラ
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