ある夏の雨上がりのこと。

朝の陽の光に蜘蛛の巣の雫が反射して光輝いている。午後からもう一雨来るそうだ。ここ数日雨続きで畑の水不足は無いようだ。道をゆく先々で若者とお年寄りがにこやかに作物に愛情を注いでいる。丁寧に育てられる野菜たちも生き生きとしていた。 「おはよう、今日もまた雨が降るって言ってるから早めに終わらせて上がりましょうか。」 「おはようございます。はい、今日もよろしくお願いします。」 僕もまたその一人だ。夏の暑い日差しが好きな訳ではないが、デスクで冷房にあたっているよりは体調が安定している。僕は冷房に弱いのだ。扇風機も直であたると寒いので遠くに置いている。 「今日はきゅうりがたんまり取れるよ。形が悪いのもあるから何本か持って帰って皆で食べていいよ。」
はちみつと恋の味🍬
はちみつと恋の味🍬
ポエムや映画のワンシーンのような短編をたくさん投稿します。男の子目線で書くことも多いけど女の子です。アイコンはフリーのを使わせてもらっています。フォローしてくれた人は声劇やセリフなどどの投稿も自由に使って大丈夫です。どのアプリで使っても大丈夫です。たくさんのフォローと閲覧待ってます。