Episode2「raid」

「活動報告は以上です」  私は本部に戻り、管理官にエリア125にて殲滅した吸血鬼との戦闘を事細かに報告した。 「触手型の刃か……。吸血鬼の持つ異能は、これまでに類を見ないほど進化している。このままいけば、我々でも手の施しようが無くなるな……」  私の管理官である立花透は、そう呟いて喉を唸らせる。VCOの科学者たちによって作られた半吸血鬼には、一人一人管理官と言う役職の者がつく規則がある。半吸血鬼は、その高い身体能力から、人間に仇なせば、簡単に蹂躙が可能だ。そのような暴走を引き起こさせないというのが目的であるらしい。  尤も、私は組織の人間を殺す気はないが……。 「まぁ、考えても仕方のないことは考えないに限る。よし、報告ご苦労。ルームに戻って良し」 「了解しました」  私は管理室に頭を下げ、管理室を後にした。  VCO所属の半吸血鬼には、一人一人に“ルーム”という個人スペースが設けられている。そこで休息を取り、次の吸血鬼殲滅活動に備える。そのサイクルを繰り返す。
U
U
どうもUと申す者です。あんまり小説は得意じゃないのですが、頭の中にどうしても物語が生まれてきてしまうので、このアプリで書いていきたいと思います。気軽に読みに来てくれたら嬉しいです。また、大変勝手なんですが不定期投稿とさせていただきます。(恐らくたまに失踪します)