未熟
まだ青いびわの苦みが舌をすべる。
野に生えたものを、石で落としたのだ。
美味しいものだと思って頬張った苦さで、
うんと顔をしかめた私をあの人は笑った。
「おまえはわたくしの目を河原の石のようだともうすのか!」
記憶にあるかぎり、一度も出したことのないような大きな声を出し、唇を噛みしめて、目の前の乳兄弟を見つめた。乳母が慌てふためいているのが、横目に見えた。
当の乳兄弟はと言うと、すこし驚いたような顔をしているだけで、なにも申し訳なさそうな様子も見せない。乳兄弟のその態度に、はらわたが煮えくり返りそうだった。
「わたくしは!わたくしは、いやしくなどない!」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2026/8/12 8:34
歩道橋
はじめまして。
ゆっくりだったり、マシンガン投稿だったりします。
高校二年生です。