Silent Vortex 〜影の旋律〜 DATE1(#1)
Silent Vortexーーそれは、日本全国に潜む悪を抹消させるために立ち上げられた、凄腕の暗殺グループである。二本のダガーナイフで標的を切り裂く霞真(かずま)。銃器を使いこなし、相手に触れずに仕留める真夜(まよ)。大剣クレイモアで、一度に多人数を葬る龍也(たつや)。鎖鎌を振るい、目にも留まらぬ速さで標的を巻き付け、斬りつける明莉(あかり)。投げナイフを使って、標的を無音で仕留める陸斗(りくと)。様々な薬品を使い、賢く倒す京子(きょうこ)。彼らは新潟県に存在する地下アジトを拠点とし、今もどこかで任務を遂行している。
ある正午のことだった。霞真と陸斗が駅近くのカフェで昼食を取っていた。普段プライベートで関わることの少ない彼らだが、珍しく霞真が陸斗を誘ったのだ。陸斗は運ばれてきたコーヒーカップを手に取り、香ばしいコーヒーの香りを嗜む。
「今日は誘ってくれてありがとな、霞真。にしても、お前から誘ってくるとは珍しいじゃんか」
「ああ。たまには仲間と食べにいくのも悪くないと思ってな」
霞真も、注文したフレンチトーストを食べ始める。普段の仕事では見せない、僅かなリラックスした空気がゆったりと流れていた。
数十分後。空になった食器が乗ったプレートを返却棚にのせ、会計へと向かう霞真。
「これくらいなら、俺が払ってやるよ」
その言葉に、陸斗は目を輝かせた。
「え、いいの⁉︎ さっすが霞真、イケメ〜ン!」
「うるせぇ」
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文字数: 1260
カテゴリー: ミステリー
投稿日時: 2025/4/29 1:47
最終編集日時: 2025/5/9 7:13
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
海月
高校二年の海月(くらげ)です!
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※サムネやアイコンのイラストは、ChatGPTやピクルー、フリー画像などを主に使用しています。