Silent Vortex 〜影の旋律〜 DATE1(#1)

Silent Vortex 〜影の旋律〜 DATE1(#1)
Silent Vortexーーそれは、日本全国に潜む悪を抹消させるために立ち上げられた、凄腕の暗殺グループである。二本のダガーナイフで標的を切り裂く霞真(かずま)。銃器を使いこなし、相手に触れずに仕留める真夜(まよ)。大剣クレイモアで、一度に多人数を葬る龍也(たつや)。鎖鎌を振るい、目にも留まらぬ速さで標的を巻き付け、斬りつける明莉(あかり)。投げナイフを使って、標的を無音で仕留める陸斗(りくと)。様々な薬品を使い、賢く倒す京子(きょうこ)。彼らは新潟県に存在する地下アジトを拠点とし、今もどこかで任務を遂行している。 ある正午のことだった。霞真と陸斗が駅近くのカフェで昼食を取っていた。普段プライベートで関わることの少ない彼らだが、珍しく霞真が陸斗を誘ったのだ。陸斗は運ばれてきたコーヒーカップを手に取り、香ばしいコーヒーの香りを嗜む。 「今日は誘ってくれてありがとな、霞真。にしても、お前から誘ってくるとは珍しいじゃんか」 「ああ。たまには仲間と食べにいくのも悪くないと思ってな」 霞真も、注文したフレンチトーストを食べ始める。普段の仕事では見せない、僅かなリラックスした空気がゆったりと流れていた。 数十分後。空になった食器が乗ったプレートを返却棚にのせ、会計へと向かう霞真。 「これくらいなら、俺が払ってやるよ」 その言葉に、陸斗は目を輝かせた。 「え、いいの⁉︎ さっすが霞真、イケメ〜ン!」 「うるせぇ」
海月
海月
高校二年の海月(くらげ)です! 多ジャンルの小説をたくさん書きたいと思うので、気軽にリクエストをお願いします! 毎日受け付けております👍 🔴YouTubeでボカロPをやる予定です! 興味がある方は、僕の作品のコメント欄まで♪🔴 プロセカやってます! 「きゃらめる・らて」フレンドコード:549149525832708097 ※サムネやアイコンのイラストは、ChatGPTやピクルー、フリー画像などを主に使用しています。