第五話 未来の彼女のために

第五話 未来の彼女のために
航平は昔から「なるようになる!」と何事にも言っている。テストの赤点やその他諸々… 「まず、授業が始まるギリギリの時間に学校に来るのがおかしい。」 「う…」リエの言葉が航平に刺さる。 「ギリギリとは言え、間に合ってるんだし…な?リエ、一応大丈夫だよ。」 「だから何?」 「すみません…」俺のフォローも見事に跳ね返された。 こうなったリエに俺達は敵わない。 「来年は高三だよ?航平は大学受験するの?」 「悩んでます…」と小声でリエに返す。 「就職するにしても、大学行くにしてもまず遅刻は論外だよね。」
久我美歌
久我美歌
オリジナルの作品も書きたいと思いNoveleeのアカウントを作りました! 初めて小説を書いたのは中学生の頃です!#アイコン量産め〜か〜強 @runningPTY様