6話 『優しいあーしと、王様からの使い』

「────っし! ここなら大丈夫っしょ!」  メーシャは人気の無い裏路地に逃げ込んで一息ついた。 『ここなら大丈夫だ、近くにヒトの気配はねえからな。バカ騒ぎしても良さそうだぜ。へっ、ダンスでもするか?』 「しないし! あ、それより、何か頭とか身体が動物みたいな人がいたり、耳尖ってる人がいたりしたけど、あれは獣人とかエルフってことだよね! めちゃカワイイんだけど!」 『そうだ、俺様の世界は気に入ったか?』
是呈 霊長(ぜてい たまなが)🌟小説書きつつイラスト修業してます
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