【欟乃華】虜(上)
何度も何度も泣いた。ひとりぼっちで泣き続けた。
どんなに待っても大好きなお母さんは迎えには来ない。
私の幼少期の頃の記憶。とてもとても寂しくて虚しさが残る。
☆
「えー……次は粕川村、粕川村に到着します。お忘れ物のないようにお願い致します」
バスのアナウンスにはっとする。
不意に幼少期の頃の夢を見ていた。うたた寝をしながら。
この町の中で一番奥にある村、粕川村に私、有川瞳子は帰って来た。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2026/9/17 16:49
最終編集日時: 2026/9/17 19:28
梟文庫
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