文字
夜の一時を回っても、部屋の空気はまだ起きていた。
眠っていないのは彼女だけではなく、机の上のノートも、開きかけの投稿画面も、閉じられない思考も同じだった。
書きたい、と思う。
同時に、見たくない、とも思う。
文字を見るだけで、胸の奥がざわつく日がある。ページの白さが圧力になる日がある。かつてはあれほど救いだったものが、今日は情報の洪水に見える。物語も、評論も、誰かの成功も、全部が一度に目に入ってきて、呼吸が浅くなる。
それでも彼女は、指だけは止めない。
スクロールする。閉じる。開く。メモを書く。消す。保存しない。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2026/2/13 16:42
ココロナシ
19歳です。純文学志望。
よろしくお願いします。
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