幸福死

何故、我々は地の底を想像するのだろうか。 希望のひとひらさえも宿らぬ様な世界を想像し、一体何を得ようとしているのだろうか。きっと、我々は信じたいのだ。我々が生きるこの世界が、決して底などでは無いと。どれだけ苦しくとも、まだ下があるのだと。 机上に丁寧に“飾られていた”花瓶を叩き落とし、無惨に砕け散った。溢れ出す透明の皿に花びらが添えられて、彩り豊かな悲鳴が僕の耳を啄んだ。 「きゃあ!」 「なになに?」 「ひっどーい」 「あはは!」 「うける」 「おいおい」
じゃらねっこ
じゃらねっこ
ねこじゃらしが好きなので、じゃらねっこです。