外伝1日常👤

私の朝は六時半すぎにやってくる。お母さんが何度も私の名前を呼ぶが返事もせずそのままいつも二度寝している。七時を過ぎてからやっと重たい身体を動かす。ボッーとした頭で制服に腕を通す。黒く長い髪の毛を梳かさずに黒いゴムで結いて、欠伸をしながら家族のいる一階へと降りる。 すでに用意されているほんのりと温かい朝ごはんを食べ、十分程携帯で漫画を読んでいると、アラームが鳴った。 小学生の妹が家を出る時間だ。 少女はランドセル背負って玄関へ向かった。 私は妹が家を出てから少し経ってから家を出る。 『いってきます。』 そう言って渋々玄関を出る。そして学校へと足を運ぶ。 二十五分程、外の匂いを嗅ぎながら歩いて向かう。 校舎に入ると、下駄箱に靴を置いて、上履きに履き替える。眠たい目とぼーっとした頭でクラスのある階まで階段を登り、教室に入ると先に登校しているクラスメイトに「おはよー」とそう挨拶をする。 中身のない話をしながら、やっと暖かくなってきた制服を脱ぐ。まだ寒いな、なんて考えながら中に着ている体操服になって。友人とどうでもいい話をして、チャイムが鳴ると同時に掃除を始めて。一時間目のチャイムが鳴り、そのまま六時間目まで授業を受ける。クラス内で帰りの会をして、部活に入っているのにも関わらず、そのまま家に帰る。
涼風。
涼風。
閲覧ありがとうございます。秋 涼風。と申します しゅう りょうかと読みます。 自己紹介は連載→わたしという人→📄からどうぞ