寂しい氷の女王 下

寂しい氷の女王 下
「なぜ私を…?私がいなければこの世に雪が降らなくなくなってしまうのよ…」 「その雪を降らせる必要が無くなったから貴様を殺すのだ」 「そ、そんな…」 氷の女王は、自分を殺そうとする幹部を憎んだが、それよりも雪が要らなくなったという事実への悲しみの方が強かった。 でも、氷の女王は一年前から知っていたのだ。 もう子供達が雪で遊ばず、ゲームばかりしていることを。 そして、大人からは雪かきという仕事を増やす面倒くさいものとして扱われる始末。 もう、そろそろ雪の時代は終わるんだな。と感じ取った氷の女王は、自分から自分の首を差し出した。 その決心したような行動に、幹部は戸惑った。 本当にこの氷の女王を殺していいのか。こんなにも優しい人を…いや、しかし…これは命令なのだ。殺さなければ!
・:*+.透羽.:+(低浮上)
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透羽(とわ)です☻ 主に恋愛小説書いてます。 将来の夢はファッションデザイナーです・:*+.\(( °ω° ))/.:+ リクエストandイラストの依頼、募集中です。 推しは二次元☆ブルーロックの潔世一クンでーす! 今日も堂々推し活中!よろしくお願いします♪ Novelee start 2024.08.5〜