そと
窓の外には、六月の夕方が広がっていた。
病室の窓は大きくて、空だけはよく見えた。
僕はぼんやりと外を眺めていた。
遠くに電車が走っている。
その向こうには住宅街があって、たぶん今ごろ誰かが夕飯の支度をしている。
カレーの匂いとか、味噌汁の匂いとか。
そういう匂いはここまで届かない。
僕は想像するしかなかった。
死んだらどこへ行くんだろう。
最近はそればかり考えている。
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カテゴリー: 詩・短歌
投稿日時: 2026/6/26 1:44
最終編集日時: 2026/6/26 2:21
叶夢 衣緒。/海月様の猫
綺麗事が救いにならない夜の話。
正しさに置いていかれた感情と、
救われなかった青春の残骸。
優しい言葉ほど、いちばん痛い。
2023年
2月27日start
3月3日初投稿