【一話話 後半えっちぃな】

 目を閉じればいつだって貴方の顔が浮かび上がる。サラサラの黒髪。大きな瞳。小さな鼻に、プニプニの頬。  そして、口角をニッと上げて見せてくれる、太陽みたいな笑顔。  背も歳も、私の半分も無いというのに、いつだって私は彼に支えられている。   「姉さん……ッ!」  彼の声だ。声変わりの訪れていない、不安定な幼い声。私を呼ぶ、信頼に溢れた声。    その声の主人を探してゆっくりと目を開ける。  目の前に広がるのは広野。背の低い草花に覆われた緑の大地。そこに立つ私の傍には、真剣な眼差しを向ける彼が居る。  
ま、良い
ま、良い