涙で繋がれた呪いと恋 前編

涙で繋がれた呪いと恋 前編
僕の村には呪いの子と呼ばれた女の子がいた。東の外れの小屋に隔離されており足には長い鎖が結ばれている。大人たちは言った 「あれは神に嫌われた呪いのおなご」 「右手で触れられたら死ぬ呪いがかかるのさ」 小さい頃、母親に手を繋がられ村の中心にある村長小屋でその話を聞いたのはよく覚えている。それから寺子屋の先生にも東の外れには近づかないでと言われた。僕はその時疑問に思い 「先生、その子出してあげたら?右手は包帯とか巻いて。可哀想だよ」 だけど後悔した。いつも優しい先生がまるで僕をゴミを見るような目を見てきたのだ。まわりの友達たちも僕を見てきた。 「カイくん、君は呪われたいのかい?」 「え、、いやだから包帯とか使って」 「そんなことで解決するなら隔離なんてしないさ。もしその子が包帯を巻くのを嫌がって大人を右手で突き飛ばしたりしたら?死ぬんだよ」 僕はなにも言えなくなり顔を下に向ける。
ゆるる
ゆるる
本好きのゆるるです。 恋愛系 切ない系の物語を作りますゆるるの作品が貴方の心に灯ってくれると嬉しいです🌷✨ 🫧〜詩〜🫧 花の香りにふと撫でられ私はぽつりと風になる 優しさと美しさが光となって貴方に吹きますように。私の吹く文字という風が貴方の心の紙を奏でることを静かに願います 今日も私は物語を描いていく