走れ、愛すべき人よ
私は迷わずボタンを押した。
「ん…、ここは?」
「絵麻!絵麻!なにしてんのよ!早く降りなさい!」
「え?えっ!?ここって、木の上!?嘘…!どうやって降りよう!」
姿勢を崩して落ちてしまった時誰かが私を受け止めてくれた。
「…大丈夫か?」
「はっ!」
晴樹だ。
私は急いで逃げた。
「はぁっはぁっ、心臓に悪いわよ。もう晴樹には関わらないんだから!」
0
閲覧数: 6
文字数: 2418
カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/4/5 7:43
Natume
少し重めの話を書いています。