追憶の名残〜blue side story〜 第15章 抵抗Ⅲ
俺の部屋にはカイルも泊まる事となった。いざとなった時に、近くに居た方が護衛出来るから。そう言われた。
カイルには、まだ解呪の剣の存在は伝えていない。何度も俺の死に際に立っていたのだ。その心中を察すると、言うに言えなかった。
カイルが部屋へ入ってくる前に、解呪の剣をクローゼットに押し込めた。あとは見付からない事を祈るのみだ。
静かに夜は更け、朝が訪れる。
鳥の鳴き声と共に起床すると、カイルはティーカップに紅茶を注いでいるところだった。
「もうそろそろお目覚めかと思いまして。朝の一杯いかがですか?」
「うん、頂くよ」
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/5/19 9:33
ナナミヤ
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