死花〜検事 棗藤次〜−書き本編-最終話-⑩

 不意に聞こえて来た藤司の声に瞬き、涙を拭って振り返った瞬間、目の前に突き出された菓子箱。  何だろうと受け取り開けてみると… 「あ…」  そこにあったのは、毎月22日のショートケーキの日だけに作られる、真っ赤な苺が眩しい…いつか絢音と呉を訪れた際、お気に入りだと教えてもらった菓子屋の特製ショートケーキだった。 「お前…なんで知って…」
市丸あや@死花完結!!
市丸あや@死花完結!!
はじめまして。 初心者同人誌作家です。 主な出没イベントは文学フリマです。 夢は大阪進出(芸人かい) 代表作は「死花〜検事 棗藤次〜」 遅筆ですが、よろしくお願いします。 Xでは、創作情報の他に、くだらない日常、謎の萌え、ネコ画像など、無節操に垂れ流してます。 主な活動拠点はこちらですが、たまにエブリスタ等に浮気します。 感想やリクエストは、随時承っております!! 作品の2次創作も大歓迎です! 私の作品で楽しいひと時を過ごせたなら幸いです♪ より詳しい情報はコチラ↓↓↓ https://lit.link/neko2556