魔法使いのピアチェーレ

ここは色々の人が住まう魔法使いやいろんな人が集まった街、「クラルス」。クラルスの空を見ると手が届きそうなくらい大きな月がすぐ側にある。クラルスは月と下界を繋ぐ道のような役割をしている。青くて綺麗な海の上に街が浮かんでいる、そんなとこも魅力的である。これは、そんなクラルスのとあるカフェ、「パルシェ」で働く主人公たちの日常の話。 第一話 カフェ「パルシェ」 「いらっしゃいませ〜」 パルシェの店内は昼間なのもあってかたくさんの人で盛り上がっていた。パルシェの名物、パンケーキをいっぱい頬張る人もいれば、ハンバーグやオムライスを食べる人。みんな休んでいた。ここには、月から物を売りに来た商人や、月から魔法使いになりに来た魔法使い見習いにクラルスの商人やクラルスの魔法使いなどたくさんの人の憩いの場であり、たくさんの思いを繋ぐ場所。そんな場所で私、魔法使いのセレナ・グローリアは日々働いていた。 「よし、これで今日の分は終わり…メェメ、りんご狩り行く?」 笑顔でセレナが言うと、セレナの相棒であり友達の羊、メェメがにっこりと笑った。メェメは首に巻かれた大きな赤色のリボンを揺らしながら首をブンブンと縦に振っていた。 「メェメ、りんご好きだもんね。店長、店の裏の木って使っていいですか?」 セレナが聞くと、店長はメェメを撫でながらセレナよりもニコニコの笑顔で 「いいよいいよ!…今日は依頼も何も無いからね。あ、あとついでに薬草を取ってきてくれる?あれを新しい魔法に使いたいんだ」 そう言われてセレナは返事をすると、カフェのキッチン横にあるドアからサンルームに出るとさらにその先、カフェの裏にある大きな庭園へと出た。店長が庭を整えるのが好きなのもあり、庭園はすごく綺麗に整理をされていた。
カタツムリ
カタツムリ
ねむい