始まり
あれ?ここは?起き上がるとそこは空が赤い世界のどこかの草原にいる。
僕は死んだはずじゃ。辺りを見渡し立ち上がる。そこでおかしな点があった。自分は犬なのに人間のように2本の足で立っているのだ。意味がわからずあたふたしていると上から何かの匂いがした。上を見上げると1人の人間がーーいや、人間のような何かがこちらに近づいてきた。
「君はーー」
唖然としている自分を舐め回すように見つめると思い出したかのように言った。
「あ!君か〜。君が新しい子か〜」
「何を言っているんだ」
「まあまあ、そんな警戒しないでさっ、気軽に行こうぜ」肩を組んでくる。
それを抜けて少し離れた場所に立つ。
「お前は誰だ」
「ああ、僕かい?僕は金切、見ての通りただの妖さ」
0
閲覧数: 4
文字数: 1868
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/7/31 0:49
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
匿名未確認生物
世界のどこかに生息している生き物です