佳境

目の前を白鷺が飛び立った 意味ありげに羽ばたいて 空をなぞるように視界から外れていく 風が吹く 連なった風鈴は姦しく鳴り響き 奥ゆかしさに抑圧された日々の鬱憤を晴らしてる 蝶々はゆらゆらとたゆたう 己が行方を己で探っているみたいに
ねも