ただ食べるだけのお話

ただ食べるだけのお話
「寒すぎ。」 心の底から漏れ出た声が冷たい空気に溶けていく。 ふわふわのマフラーに顔を擦り寄せ サイズを間違えて買ってしまった大きなコートに手を引っこめる。 家で待っているあれのためにも今日は早く帰ろう。 ゴトンと大きなガスコンロと土鍋を出す。 今日は肉鍋をするって昨日から決めていた。 今日の朝から仕込んでおいた昆布出汁がよく取れている。 ドパッと鍋に空けておく。 思わず顔がほころぶまでがワンセットである。
ニーナ
ニーナ
学生で拙い文章かも知れませんが 読み手があっと驚く作品を創りたいと 思います!よろしくお願いします