鳴らした音の行く先は 6-15
第六章十五話 番外編 感情を表に
最近、時雨は誰かとよく話している。それに気づいて時雨を問い詰めた。時雨は観念したのかその子を紹介してくれるようだ。
「こんにちは!俺は一ノ瀬颯!颯って呼んで。よろしく!」
俺が元気よく言うと彼は戸惑っていた。ちょっと元気に話しかけすぎただろうか。
「暁山湊です。えっと…颯…?よろしく…」
なんだかものすごく小さく見える。遠慮しているのだろうか。
湊は時雨の方を見て、何か訴えかけてるようだった。
ずるい。なんで時雨とそんなに仲が良いのだろう。
俺も混ぜてほしくて湊と視線を合わせる。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/7/16 12:57
傘と長靴
自分の書いた物語を誰かと共有したいと思い始めました。
拙い文章ですが、目に留めていただけると、幸いです。