不老不死の薬 第一話

不老不死の薬 第一話
『来世はもっと幸せになりたいな』 私はそう呟きながらどこまでも広く、キラキラと美しい海を見つめる。私は大きく息を吸った。塩っぽい風が私の髪を靡かせる。口の中にほんのりと柔らかい海の味を感じた。私は目を閉じる。心に決めた私は足の力を抜いた。 私は海に飛び降りた。浮かばないように体につけた重りが、私を海の底へと引き摺り込む。もう未練はない。口に含んだ酸素がなくり、息が苦しくなってきた。でもこれでいい。海の底へと降り注ぐ光が瞼を通して感じられる。私はもがくことなく海の底で眠りについた。 「おはよ」 誰かが私に声をかけている、その声で私は意識が戻ってきた。体が暖かい。 ここはどこだろう、天国かな。ポカポカと暖かい光を体に感じる。 「意識が戻ってきたみたいだね」 どこか懐かしく、聞き覚えのある声だ。若い青年くらいの声が私に語りかけてきた。 「フフ、可愛い顔してるのに勿体無いよ。自殺なんて。」
ちほつ
ちほつ
初めまして暇つぶし程度に見てくたら嬉しいです