一歩

一歩
一歩ずつ足を踏み出す。 最初は軽快な足取りで。 屋上のドアが見えた時、一瞬足が止まる。 目の前の無機質な鉄扉と向かい合って 何をするわけでもなくただそこにいる。 次に一歩踏み出すためには 目の前の扉を開ける必要がある。 少なからぬ抵抗を感じつつも ドアノブに手を伸ばし、ゆっくりと回す。 そうして押し出した扉の向こうからは
石焼鍋
石焼鍋
高校2年生。 学生ゆえ作品の公開は 単発、連載にかかわらず不定期です。 作品を読んでいただき、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。