第0話

第0話
 「……何処だ?ここ」 気がついたら、辺り一面コンクリートの部屋。おかしいな、数時間前までは愛犬の散歩していた筈なんだけど…散歩していたら、いきなり変なコスプレ集団に囲まれ目隠しされて、車に乗せられて…ってそうだ、忘れていた!愛犬!愛犬はどこに行った⁉︎  「わんわん!わんわん!」何処からか聞こえてくる犬の鳴き声の方を見てみると、こちらに走ってくる犬が1匹。良かった、あいつ無事だったんだ!そう思うとつい嬉しくなり、愛犬の名前を呼び抱きしめながら全身を撫でまくってやる。暫しの間、モフモフタイムを楽しむことにする。  改めて紹介しよう。彼が我が家の愛犬「鬼殺し」君である。(ゴールデンレトリバー ♂ 2歳)優しそうな顔と雰囲気に反して厳つい名前だが、家族とのお出かけが大好きな元気な子だ。  暫く鬼殺しと戯れていると、「すみません」と声をかけられた。振り返ると自分と同年代くらいの男女が立っていた。男性が声をかけてくる。 「僕は今日の仕事帰りにスーパーで買い物していたら変な集団に囲まれてここまで連れてこられたのですが、もしかして貴方も同じ状況ですか?」 「そうです。愛犬と一緒に散歩していたら、変なコスプレ集団にここまで連れられてきたんです。そちらは?」 女性に声をかけてみる。
しろ。
しろ。
投稿開始時期 2026/2〜 よく投稿するジャンル 日記・エッセイ