残響のセラフ

タイトル:残響のセラフ 赤い警告灯が研究所の地下深く、冷徹なコンクリートの壁を不気味に染めていた 空調の微かな唸り音だけが、不気味な静寂を支配している。 ヴァシラ・伍長はロシア帽のツバをわずかに直し白く煤けたガスマスクの緑色の吸収缶から重苦しい空気を吸い込んだ。 白い軍用手袋を嵌めた手は腰のホルスターに収まった自動拳銃のグリップに自然と伸びる。 彼の目の前に座っているのはひとりの少女型アンドロイドだった、白い髪に血を滲ませたような赤い眼、彼女の体はむき出しの金属フレームと所々剥がれ落ちた人工皮膚が混在する痛々しい姿だった、その胸部装甲には汚れた「CEPИЯ 27」という識別コードが刻まれている。
ユート
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