天国の復讐-もう一つの真実の復讐-

第七章−坂口 正彦− あの時は、下の娘がどうして荒れていたのか正直、わからなくなったんですよね。 変わったのは、娘達かもしれない。 娘達も娘達で私に気を遣っていたのかもしれないし、娘達は、心の何処かで、再婚した事が、気に入らなかったのかもしれないし、上の娘が亡くなってから、下の娘が荒れて、それまで、素直だった下の娘は、癇癪を起こして暴れるように、なった。まるで、珍しい獣みたいに、暴れていた。でも、まさか、うちの娘達が由里やかみさんに酷い扱いを受けていたなんて、全然、想像もしなかった。私もその事で、努力を怠ったのかもしれない。まさか下の娘に、復讐されるなんて、思わなかった。 その頃は、私は、妻が亡くなり、娘達もいてなんとかやっては、いたんですけど、そう、世良麗子さんに付き合っているとあの頃の自分の幸せになれると思って、結婚した。けどまさか、娘達が世良麗子と由里に、どう扱われているか、知らずに、 まずは、上の娘岳美が、麗子の事を拒絶したのが、ちょっと許せなくて、だから、つい、私は、思わず私は、手をあげてしまい、「お母さんになんてことをするんだ!お父さんは、お前を見損なったぞ!」と叱責をした。岳美は、そのまま、出てった。 そして、5年後、岳美は、犯人に乱暴され、自殺した。
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初めて小説を書きます。