終電
今日もまた、私は終電を逃した。
「あぁ……まただ……」
ホームまで全力疾走したダメージが今になって襲ってきた私は、ホームのベンチに重い腰を下ろす。
家に帰る手段を無くした私は、仕方なくタクシーで帰ろうと思いホームを出ようとした。
その時、向かい側のホームに若い男性会社員が立っていた。
その男性はその場にじっと立ったまま微動だにしなかった。
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カテゴリー: お題
投稿日時: 2025/6/16 8:35
最終編集日時: 2025/6/16 9:01
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