返信

彼に別れを告げた。 あの送信音がまだ耳の奥で微かに響いている。 スマホの画面は、夜を映したまま通知はひとつも鳴らない。 返信は来ないで欲しい。もし彼から言葉が届いたら、また心が揺れてしまうから。 それでも、私が彼からの返信を待っているのは
寸志
寸志
はじめまして 恋愛小説を書くことが多いです。