お花見

「桜を見に行かないか?」 いつも万年寝て曜日の彼が発した突然の言葉に驚きながら、のそのそとベッドから這い出せば、 彼はこれまた珍しく、パタパタと私の支度を手伝ってくれる。 何が起きたと言うのだろう。 彼は別に、自然を愛でる様なタイプではないはずだ。 去年の春も、夏も、秋も、冬も。 出かけるのが好きな私の後を、いつも気怠そうについてくるだけ。 そんな彼が、桜だなんて。 そういえば毎年近くの公園で桜祭りが開催されていることを、忘れていた。 屋台に、気に入った食べ物でもあるのだろうか?
Nico
Nico
はじめまして、よろしくお願いします。