17話 心に蓋をしたままで2

17話 心に蓋をしたままで2  俺の心に、ちくりと何かが刺さった――  暖子(はるこ)さんの口から出た、『彼女さん』と言う言葉。何となく聞きたくなかった言葉。  他の人からは別に何も感じないが、暖子さんに言われるのはなんかちょっと気が引ける、と言うか、何て言うのか――とにかく暖子さんだけからは、『七海(ななみ)』に関する事を聞きたくないと思った。
しん
しん
アラフィフおばばですが、頭の中は小学2年生。好きな小説ジャンルはファンタジー。魔法とか大好きです。 pixivはhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18759061