芥川
女は暗く様らわしい納屋に一人でいた。
外は雷鳴と雨音で荒れ狂っている。
二刻程前、女は戸の前の男によって屋敷から連れ出された。
頬にあたる生ぬるい風、男の鼓動と体温。
見るもの、聞くもの、感じるものの全てが新鮮で、今この世に生まれた気さえした。
都から距離のある「芥川」という名の河に差し掛かった時、草の上に玻璃を見た。
世界の色を反射し、草の緑を生き生きと映し出すそれに興味がわく。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2026/6/6 12:59
まんまるちぃず
なんちゃって純文学