壱 猫又
これはほんの最近のお話。
とある街に裕福なお坊っちゃんが住んでいました。
お坊っちゃんはとにかく好奇心が旺盛で何にでも興味を示したそうです。
そんなお坊っちゃんが一番興味を示したのは動物の解剖でした。
お坊っちゃんの父親はお医者様だったので良くメスを借りてカエルやヘビなどの小動物の解剖をしていました。
もちろん猫も例外ではありません。
ある時、お坊っちゃんは一匹の猫を捕まえてきました。
お坊っちゃんは猫を縛りつけ、尻尾から一気に引き裂こうとしましたが、尻尾が裂けたところで拘束が緩み、猫は逃げてしまいました。
数日後、街ではとある噂が流れていました。
猫又の噂が…。
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カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2023/12/6 11:35
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
樹月 勝
和風な作品が多いです