走れ、愛すべき人よ

俺はボタンを押した。 「……ここは?」 スマホを見ると2023年だった。 「俺ホントにタイムリープしたのかっ、絵麻もこんな感じだったんだ。…クソ、雨か。ダンボールだけ置いたらすぐ家に入ろう。」 待て、この光景もしかして。 「おじさーんっ!」 俺が一目惚れした日だ。 「寒いでしょう!傘も刺さずに・・・これ使っていいですよ!」 「……。」 「野菜屋の娘なんでそこに置いてくれたらいいですよ!いつでもいいです!あ!あとこの飴貰ったのであげます!いつもお疲れ様です!」
Natume
Natume
少し重めの話を書いています。