アンリッテン・ストーリー

アンリッテン・ストーリー
第四話 朝に滲む影  最後の一撃が部屋の空気を震わせた。 黒い影のような魔物は、ウィリアムの目の前で身体を大きく歪める。 その輪郭が揺らぎ、まるで文章の行間に流し込まれたインクのように崩れ始めた。 黒い粒子が宙に散る。 いや、それは粒子ではなかった。 文字だ。 読めないはずの文字列が、部屋の中をふわりと漂っている。 意味を持たない単語の破片。
ゆーくん
ゆーくん
なんか書きたいやつを連載していく感じの人です