私の戯言

私の戯言
 私には友人と呼べる友人はいない。作りたくない…。いや、そんな感情は一切ない…はず。1人でいるのは、ものすごく嫌だが、かと言って群れをなすのも嫌。 我ながら、わがままだと感じる。性格診断でも、そういう結果が出た。 そもそも、自分が自己中だと知ったのはごく最近のことである。きっかけは性格診断。しかし、それを納得させるだけの私史があった。 まず、わがままが故に人を傷つけた。やっとできた親友。彼女と過ごす日々は宝だった。しかし、彼女には心に病気を持っていた。支えよう、支えよう。知らぬ間に私は自分の信念を「彼女」と言うものにへと変えてしまった。……変えてしまった、?いや、私も彼女が言っていたように嫌われたくなかった。他人に嫌われたくない、嫌われて嫌味を言われたくない。自己防衛から、私は押さえ込ませてしまった。それが良くなかったのだろう。−いや、良くなかったのかは分かりやしないが。− 結果として、私は限界を迎えた。彼女から距離を置いた。それが彼女にとって良くないと知っておきながら。そうして、私は彼女を裏切った形になった。彼女はこう言った、らしい。 「あの子は(きっと私のことだろう)薔薇の花。だから、私にはもったいなかった。でも薔薇には棘がある。……元から私とは釣り合わなかったんだ。」 悲しそうにそう言ったらしい。 私はやっぱり彼女を裏切ってしまった。私がわがままだから、彼女を傷つけてしまったのだ。
八神天
八神天
演じてる人生でもいいじゃないすか!