大人になっても

ねえ、大人になってもわからないことばかりでさ
誰かの憧れた夢の続きで僕は立ち止まっている
うまく歩けないままでいる

ああ、間違えることがどうしようもなく怖くなったんだ
期待してる
誰かじゃなくて自分自身が敵のようで
鏡の前で目を逸らした
片桐 Hakubi