追憶の名残〜blue side story〜 第15章 抵抗Ⅱ
* * *
ミユの体力面を考え、魔法の特訓は二日後から行われる事となった。加えて、重要な事がもう一つある。使い魔たちがダイヤにやってきたのだ。影の襲撃を受け、世界の監視よりも俺たちの護衛に力を入れたい、との事だった。
食事の準備は全て使い魔たちが整えてくれた。部屋の時計の針を見てみれば、時刻は五時半――こんな時だ、既に三人は会議室に居るのだろう。もしかすると、特訓の作戦でも立てているかもしれない。
そろそろ俺も会議室に向かおうか。カップに残っていたレモンティーを口に含み、茶葉の風味を楽しんだ所で喉へ流し込んだ。
そう言えば、ミユとフレアはどうやって和解したのだろう。時間の許す事があるのなら、聞いてみても良いだろう。
考え事をしながら廊下を進む。会議室の扉を開ける前に、何やら中から話し声が聞こえてきた。
「あんまりからかわないであげて。ミユは必死だよ?」
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/5/18 12:43
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
ナナミヤ
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