ミステイク(第1章-4)
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「早かったな」
昨日見たばかりの顔が、人を食ったような笑みを浮かべていた。テーブルから上に出ている上半身には、カジュアル過ぎないジャケットを纏っていて、一見するとベンチャー企業の人間のようだった。
「どういったご用件で」
隣のブースに人の気配のないことを確認してから、座るより先に芹馨は訊く。
「まぁ、座れよ」
独特のペースで美嶋が促した。
渋々といった体で、芹馨は向かいに腰を落ち着ける。
「んな迷惑そうにしなくても、言うって」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2021/9/13 2:54
光沢 季環
カクヨム→kindleに移行し、現代ドラマ系の小説を出版中です。
Noveleeさんでは、恋愛系の長編を投稿したいと思っています。宜しくお願い致します。
twitter→@mitsu_kiwa