レンガ
あるところにレンガをつみつづけるおじさんがいて、その近くにはきいろを愛する女の子がいました。
ここは砂漠の最果てであり、また夢の延長であり、そしてやわらかい桃やピーナツの香りがふうわりと漂うやさしい街でもありました。
誰もここを秩序がない街だとはおもわず、ただ日々における平凡を ゆっくりと楽しんでいました。
レンガをつみつづけるおじさんは言います。
「今日はレンガをふたつもつんだぞ。がんばったなぁ」
それをみていたきいろを愛する女の子は、あれぇと思いました。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2024/1/25 13:48
公文
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