正反対な心の内

正反対な心の内
ピアノの音が聞こえた。 聞いたことがないくらい切なくて、それでいて美しい音色だった。 そんな音色に吸い込まれるようにして、私は気づいたら音楽室の扉を開けていた。 ドアを開けた瞬間、ピアノの音はぴたりと止んだ。 「えっ?神谷じゃん」 私に気づいて気まずそうにしている少年は、私のクラスのお調子者のような立ち位置の神谷悠人だった。 「で、新井はなんで音楽室に来たんだよ。下校時間も過ぎてるのに…」
実々
実々
はじめまして!実々(みみ)です。 ファンタジーも恋愛もどんなジャンルも大好きな中学生です。 小説書くの初心者なので暖かく見守ってください。