クリスマスまで 第5話
トルシーネのバイトを始めてから、1週間。
いつものようにトルシーネに向かっていると急に雨が降ってきた。最悪。傘持ってない! 急いで店の中に滑り込むとお客さんの対応をしている、宮坂が目に入る。
(同じ高校生なんだけどいつも来るの早いんだよな。同じ時間からのシフトなのに…)
そんな宮坂の制服姿はもちろんキマっていて、お客さんの目的は、ケーキだけではなく、宮坂と話したり、宮坂を見たりすることが目的な人がほとんどだということも、働いているうちに分かってきた。
だって、私が対応するときと、宮坂が対応するときではお客さんの反応が全然違いすぎるもん!
まぁ、しょうがない。彼はイケメンだもの。私は大人しく裏方にまわりますよ。
私も素早く、バックヤードで学校の制服から制服に着替えて、宮坂の隣に並び、お客さんの注文を聞く。
「ショートケーキと、チョコのケーキと……他にオススメはある?」
ココで遥華の注意ポイント★
これは、一見私に言っているようにみえますがお客さんは、30代くらいの女性。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2021/12/27 15:24
最終編集日時: 2021/12/29 16:59
雪雲
今は「クリスマスまで」という連載を書いてます。
私の作品を読んでくれると嬉しいです!m(_ _)m