一輪のコスモス
秋の風が、静かに校庭を撫でていた。
放課後の教室に残っていたのは、僕と、窓際に座る彼女だけだった。彼女は転校してきてから、誰とも深く関わろうとしなかった。けれど、僕はなぜか彼女のことが気になっていた。
「ねえ、コスモスって好き?」
突然、彼女がそう言った。
「うん、嫌いじゃない。なんで?」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/10/10 12:56
夜の祝福あれ☾·̩͙⋆
絵を描いたり、小説を書いたりするのが趣味な高校生。夜行性なので、夜に書くことが多いです。
現在は、「書く習慣」にも生息してます。名前も同じなので良かったら探してみて下さい