さよなら

 胸の奥が、じんわりとあたたかくなる。  目尻が熱くなって、涙が止まらない。  何度も何度も頭の中でシミュレーションをしたのに、  次の言葉を言おうと決意すれば、声が出なくなる。  やっぱりつらい。  わかっていたことなのに、仕方がないのに、心はちゃんと素直なんだって自覚する。  好きという気持ちを隠すこと、綺麗なままお別れをすること、私にはとてもじゃないけど無理な気がした。  だってこんなにも貴方が好きだ。  弾けるほどの清々しい笑顔が、  美しいぐらいの横顔が、
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