『モンスターしかいない森で、パン屋を始めました』
森の朝は、白い息から始まる。
まだ日が昇りきらないうちに、ユウは小さな石窯に火を入れた。乾いた薪がぱちりと鳴り、火はゆっくりと息をするみたいに広がっていく。粉を量り、水を注ぎ、塩をひとつまみ。指先で混ぜると、生地はやわらかくまとまって、掌の温度を覚えていく。
「今日は少し、水を多めにしようかな」
独り言は、森に吸い込まれていく。ここには、人間の客はいない。けれど、焼き立ての匂いは、ちゃんと届く。
ぷるん、と音を立てて、入口の影から青い塊が跳ねた。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2026/4/25 10:14
獅勇
はじめまして
だいぶ下手ですが良い作品を書けるように頑張ります!